2009年01月10日 (土) | Edit |
鏡の中は日曜日 殊能将之著 読了。
ハサミ男がかなり面白かったので、続いては同作者の中でも評判が良いこの作品をチョイス。
名探偵・石動戯作シリーズなのに、これを初めて読んだのでこの辺の背後関係がちょっと解りませんでした。
これから読む人は是非、著者の発行した本の順番に読んでください。
その方が驚きも増すので。
あらすじ。
法螺貝のような形をした建物、梵貝荘。
フランスの代表的な詩人・マラルメを研究している、偏屈な館の主・瑞門龍司郎が月に一度主催する「火曜会」にて事件が起きた。
その陰惨な殺人事件は居合わせた名探偵「水城優臣」によって見事解決されるが、14年後その事件を洗いなおすようにと名探偵石動戯作に依頼が舞い込んだ。
果たして、水城の推理は間違っていたのか?
そして、14年前の事件の真相とは?
というあらすじを読んで本を開いたら吃驚仰天。
違う本じゃないかと思いました。
以下、バレ。
ハサミ男で慣れてきたので、石動が逢ったのが痴呆症の「ぼく」だと素直に見えませんでした。
この辺、ちょっと時間を置くとかして読んだら良かった。
勿体無い。
そこで気がつくと序盤に殺される「石動」がホンモノではないと読めるので。
そして石動シリーズを最初から読んでいたらこの辺がビックリするポイント。
あんなに活躍していた名探偵を殺したのか?・・・いや、殊能氏ならやりかねないな、と混乱するでしょうに。
最初はいわゆる痴呆患者の視点から始まります。
「ぼく」が記憶障害に陥って、父ではない男を「父さん」だと誤認していても、「ユキ」の事は解るしユキがニセ石動に襲われたときに「護りたい」という一念で殺人を犯すというのがなんか深い愛を感じますね。
死の間際にもちゃんと「ユキ」を認識しているし。
対する優姫も彼の看護を苦痛に思わず、寝たきりになるまではこの家で過ごさせてやりたいと一生懸命な様が。
ただ、責任能力がなくとも人を殺せる体力がある男が退院できるわけないだろ?と思わなくもない。
名探偵・優臣の推理が間違えてた?というのがこの話の肝なんですが、結局正しかったということで。
あの動機はかなりアレですがね・・・。
可哀想な弁護士。
石動の推理した「智子犯人、水城共犯説」がかなり説得力あっただけに「え?14年前の動機ってあんなのでいいのか?」と思います。
ユキ=水城優姫=水城優臣と思ってたけど、「ぼく」が水城優臣だというミスリードがかなりありましたね。
「ぼく」的に大事な人と初めて会った時の状況がかなり強かったので痴呆が進んでも、優臣のセリフがところどころ出たというのでしょうが。
ちなみにユキの正体が優臣だと気付いたのはハサミ男(某・殊能作品のネタバレ)を読んでいたからでした。
この人、こういうキャラ作りそうだなと思って。
結局、智子は一大決心をして秘密を告白したのにあっさり捨てられたという悲劇。
優姫曰く「どっちもロクな男じゃない」というのが当たってるだけに可哀想ですね。
これが初めての石動シリーズだったので、頼りにならない探偵だなという思いが残りました。
というか、優姫格好よすぎ。
優姫(作中作の中では優臣ですが)シリーズをもっと読みたいと思ったりw
鮎井が歪んでて怖いけど。
同時収録。
樒(しきみ)
優臣が謎を解く話。
短編なのでサクッと読めますが、一筋縄じゃなかったという。
こんなオチも面白いですね。
同じく同時収録の
榁(むろ)
対になってる話なので、樒を読み優臣のカッコよさにしびれ、榁で石動の不遇っぷりに涙するという。
そして綾子の変貌っぷりに驚愕し、次郎の虐げられっぷりに同情するというオチで。
いや、ホント綾子がめつくなってしまって・・・・゚・(つД`)・゚・
せめて宿泊費割引。
せめて修理代割引。
この作品の中で一番嫌いなのが綾子です。
女、怖え((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ハサミ男がかなり面白かったので、続いては同作者の中でも評判が良いこの作品をチョイス。
名探偵・石動戯作シリーズなのに、これを初めて読んだのでこの辺の背後関係がちょっと解りませんでした。
これから読む人は是非、著者の発行した本の順番に読んでください。
その方が驚きも増すので。
あらすじ。
法螺貝のような形をした建物、梵貝荘。
フランスの代表的な詩人・マラルメを研究している、偏屈な館の主・瑞門龍司郎が月に一度主催する「火曜会」にて事件が起きた。
その陰惨な殺人事件は居合わせた名探偵「水城優臣」によって見事解決されるが、14年後その事件を洗いなおすようにと名探偵石動戯作に依頼が舞い込んだ。
果たして、水城の推理は間違っていたのか?
そして、14年前の事件の真相とは?
というあらすじを読んで本を開いたら吃驚仰天。
違う本じゃないかと思いました。
以下、バレ。
ハサミ男で慣れてきたので、石動が逢ったのが痴呆症の「ぼく」だと素直に見えませんでした。
この辺、ちょっと時間を置くとかして読んだら良かった。
勿体無い。
そこで気がつくと序盤に殺される「石動」がホンモノではないと読めるので。
そして石動シリーズを最初から読んでいたらこの辺がビックリするポイント。
あんなに活躍していた名探偵を殺したのか?・・・いや、殊能氏ならやりかねないな、と混乱するでしょうに。
最初はいわゆる痴呆患者の視点から始まります。
「ぼく」が記憶障害に陥って、父ではない男を「父さん」だと誤認していても、「ユキ」の事は解るしユキがニセ石動に襲われたときに「護りたい」という一念で殺人を犯すというのがなんか深い愛を感じますね。
死の間際にもちゃんと「ユキ」を認識しているし。
対する優姫も彼の看護を苦痛に思わず、寝たきりになるまではこの家で過ごさせてやりたいと一生懸命な様が。
ただ、責任能力がなくとも人を殺せる体力がある男が退院できるわけないだろ?と思わなくもない。
名探偵・優臣の推理が間違えてた?というのがこの話の肝なんですが、結局正しかったということで。
あの動機はかなりアレですがね・・・。
可哀想な弁護士。
石動の推理した「智子犯人、水城共犯説」がかなり説得力あっただけに「え?14年前の動機ってあんなのでいいのか?」と思います。
ユキ=水城優姫=水城優臣と思ってたけど、「ぼく」が水城優臣だというミスリードがかなりありましたね。
「ぼく」的に大事な人と初めて会った時の状況がかなり強かったので痴呆が進んでも、優臣のセリフがところどころ出たというのでしょうが。
ちなみにユキの正体が優臣だと気付いたのはハサミ男(某・殊能作品のネタバレ)を読んでいたからでした。
この人、こういうキャラ作りそうだなと思って。
結局、智子は一大決心をして秘密を告白したのにあっさり捨てられたという悲劇。
優姫曰く「どっちもロクな男じゃない」というのが当たってるだけに可哀想ですね。
これが初めての石動シリーズだったので、頼りにならない探偵だなという思いが残りました。
というか、優姫格好よすぎ。
優姫(作中作の中では優臣ですが)シリーズをもっと読みたいと思ったりw
鮎井が歪んでて怖いけど。
同時収録。
樒(しきみ)
優臣が謎を解く話。
短編なのでサクッと読めますが、一筋縄じゃなかったという。
こんなオチも面白いですね。
同じく同時収録の
榁(むろ)
対になってる話なので、樒を読み優臣のカッコよさにしびれ、榁で石動の不遇っぷりに涙するという。
そして綾子の変貌っぷりに驚愕し、次郎の虐げられっぷりに同情するというオチで。
いや、ホント綾子がめつくなってしまって・・・・゚・(つД`)・゚・
せめて宿泊費割引。
せめて修理代割引。
この作品の中で一番嫌いなのが綾子です。
女、怖え((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
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