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猫とか、フィギュアとか、ボードゲームとか基本的に駄文。
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2008年12月26日 (金) | 編集 |
0の殺人 我孫子武丸著 読了。

速水三兄弟物、第二弾目。
8の殺人よりも文章自体がこなれてきたというか大分読みやすくなってます。
肝心のオチも良い意味で「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」と思わされるものですし。
我孫子氏の本の中でかなり気に入った部類かも知れません。
だから余計に、謎の絶版扱いなのが非常に気に食いません。
講談社、何とかしてください。

あらすじ。
作者から提示された容疑者は4人。
富豪の老婦人と彼女の弟、そして甥と姪。
最初の事件は、老婦人の喜寿を祝う為の身内だけのパーティで行われた。
限られた人間関係の中での殺人事件だったので、事件はすぐに解決するものと思われた。
だが、残された容疑者達は一人、また一人死んでいく。
奇妙な殺人劇は予想だにしない終わりを迎える事になる。

以下、ねたばれ含む感想。
実は、ミステリーを読み漁る前からネタバレくらってました。
どういった流れでこうなったのか忘れましたが、最近の推理小説ではもうネタがないんじゃないか?というくだりで「殺人物だと思ったら、偶然が偶然を呼び殺人は行われなかった(事故とか自殺とか)ってのは今まで無かったんじゃないか?」という発言をした時に「ところがどっこい。そんなものはとっくにあるぞ」と言われ。
で、「多分読まないだろうから」というので、それは我孫子氏の0の殺人だというのを聞きました。
まさか推理小説にハマるとは・・・。

ちなみにアガサの「オリエント急行」もこの時ネタばれされました。
知っていても特に問題なかったのですがね。

ただ、ネタを知っていても最初の殺人者の独白がそれぞれの被害者のものでもあるとは思いもしませんでした。
まさか共通してカツを殺したがっていたとは。

オチを知っていた私ですが、それでもスコーンと騙されましたね。
「8の殺人」では、ちょっと速水三兄弟物は向いていないのではないかと危惧していたのですが、これは面白かった。

最初に「容疑者は4人」と明記されていたので、どうなる事かと思ってたのですがまさか全員自業自得による事故死だとは思いもしませんでした。
カツ・・・なんて強運の持ち主なんだ。
逆に言うと、カツが彼ら3人の運を奪って我が物にしていたんじゃないかと思うくらい。
殺人を計画してなければ、労せずカツの自然死で多額の遺産が手に入っただけになんともやりきれない話です。

作中の爆弾魔が本当の超能力者だとは思いもしませんでしたw
明記されてませんが、そういうオチですよね?
「次は首相官邸だ」と書かれて、実際その通りになったので。
今回、木下が酷い目に合わないので不思議だったのですが、オチで酷い目に合って・・・。
彼も運勢は悪いようです。

個人的にはカツの機嫌伺いだけしていた医者が、別居中の嫁と離婚成立した直後に若く可愛らしく仕事熱心なヘルパーと結婚できたってのが納得いきません。
恭三が振られるというのは予想できてましたが、まさかあんな結末だとは。
もっとガンガン押しときゃよかったのに。
報われない。

なんていうか、報われない人たちの話でしたね。
殺人、ダメ、ゼッタイ。
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